マクラメ

糸を結び、形をつくり、時間を重ねる。
自然素材や石の表情を活かしながら、
身につける人の日常にそっと寄り添うマクラメ作品を制作しています。
糸を結び、
線を重ねながら、
少しずつ立体をつくっていく。
マクラメは、
結ぶという行為そのものが、
かたちを生み出していく表現です。
私がマクラメに惹かれたのは、
一本の糸が、
結び方ひとつで構造を持ち、
形として立ち上がっていくところでした。
描くのではなく、
組み立てるように進んでいく工程は、
平面とは違う思考を必要とします。
アクセサリーとして身につけられるもの、
空間に吊るして楽しむインテリア。
用途はさまざまですが、
どの作品でも大切にしているのは、
結びの流れや、
線の重なりが生むリズムです。
飾りすぎず、
かたちそのものが伝わることを意識しています。
制作では、
結び目の強さや間隔、
糸の張り具合を確かめながら、
少しずつ全体のバランスを整えていきます。
意図して形をつくる部分もあれば、
結びを重ねる中で、
自然と決まっていく部分もあります。
その曖昧さも含めて、
マクラメという表現だと感じています。
マクラメ作品は、
制作のタイミングやテーマに応じて、
不定期に制作・発表しています。
現在公開している作品は、
オンラインショップ(STORES)にて
ご覧いただけます。


